たとえば、松濤園に巡らされた280本の松たちは、200年を越える永きにわたって、夏には御前能の舞台背景として、冬には鴨の群れを優しくつつみ、春にはさげもんの雛飾りで祝われる子らの成長を見守ってきました。御花では、脈々と息づく伝統と、四季折々に変化する情景やイベントが、渾然一体となって訪れる人を魅了しています。悠久の歴史の中で、いまこの一瞬の輝きを、心に刻んでいただけることを願っております。
多くの史跡をもち、文人たちにも愛された、水の郷「柳川」の地は、あまりに悠々とした川下りなど、気ぜわしい日常を忘れさせてくれる存在ですが、一方で、九州の東西南北を結ぶ、観光の拠点にもなりうる便利さも兼ね備えています。
そして、旅の思い出には、ぜひ有明の海の幸をご賞味いただき、記念に筑後の名産品をお持ちいただけると幸いです。 |